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鳶工(足場工)の仕事とは?その魅力とキャリアアップの道

高卒・未経験から高収入を目指せる仕事を探している方にとって、「鳶工(足場工)」「足場鳶」といった現場職は非常に注目度の高い職種です。しかし、仕事内容がイメージしにくく、「自分に向いているのか?」「きつすぎて辞めたくなったらどうしよう」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、足場工の具体的な仕事内容から仕事の楽しさ、向いている人の特徴、将来性やキャリアアップの可能性、そして取得を目指したい関連資格まで、現場未経験者にもわかりやすく丁寧にご紹介します。
鳶工(足場工)の仕事内容とは?
建設現場で欠かせない存在である鳶工(足場工)は、ただ体を動かすだけの仕事ではありません。安全で効率的な作業環境をつくる重要な役割を担い、責任感とチームワークが求められる職種です。
高所作業のための仮設足場をつくる仕事
足場工の主な仕事は、建設現場で高所作業を行うための仮設足場を組み立てることです。作業員の安全を支える重要な役割を担っており、建設現場では欠かせない存在です。
解体作業も含まれる
工事が終わった後は、組み上げた足場を撤去・解体する作業も足場鳶の仕事です。安全に配慮しながらスムーズに解体するスキルが求められます。
資材の運搬・整理
パイプやクランプ(パイプをつなぎ合わせる金具)などの足場資材を運んだり、現場で整理・整頓したりするのも大事な業務。チームで協力しながら作業を進めていきます。
現場の安全管理にも関与
足場の強度や安定性に直結するため、施工後の安全確認や定期的な点検も足場鳶の仕事です。責任感をもって働ける環境が整っています。
チームワークが大切
足場の組立てや解体は複数人で連携しながら進めるため、仲間とのチームワークも重要です。未経験でも先輩が丁寧に教えてくれる現場が多く、安心して成長できます。
鳶工(足場工)の楽しさや魅力とは?
大変そうなイメージを持たれがちな鳶工(足場工)。実は、達成感・仲間との連帯感・健康的な仕事環境など、他の仕事にはない良さが詰まった職種です。ここではその具体的な魅力についてご紹介します。
目に見えて形になる達成感
自分が組んだ足場がしっかり建物を支えているのを目にする瞬間は、大きな達成感があります。結果が目に見える仕事だからこそ、やりがいを感じやすいです。
仲間との一体感
チームでの作業をおこなうことで、仲間との絆が自然と深まります。年齢や経歴に関係なく、チームとして団結できるのも魅力です。
体を動かす爽快感
デスクワークとは違い、体をしっかり動かす現場仕事は、運動不足の解消にもなります。健康的に働きたい方にはぴったりです。
成長が実感できる
最初は道具の名前を覚えることから始まり、やがて足場の設計や指示まで任されるようになります。ステップアップが明確で、やりがいがあります。
高収入も目指せる
経験を積んでいけば、未経験からでも月収30万円以上も十分に可能。スキルを磨き、責任者や職長を目指せばさらに高収入(年収600万円以上)も夢ではありません。
鳶工(足場工)に向いている人とは?
鳶工(足場工)に向いているかどうかを事前に知っておくことで、入職後のミスマッチを防ぐことができます。高所作業やチームワークをはじめ、必要な資質は多岐にわたりますが、特別な資格や経験がなくても始められるのが大きな魅力です。ここではどんな人が向いているのかを解説します。
高いところが苦手でない人
当然ながら、高所での作業が多いため、ある程度の高さに慣れている、もしくは挑戦してみたい人に向いています。
体力に自信がある人
資材の運搬や昇り降りが多いため、体を動かすのが好きな人、普段から運動をしていたり、筋力や持久力に自信がある人にぴったりです。
コツコツ作業が好きな人
通してみれば「足場を組む」という作業がずっと続くことも多いですが、丁寧に作業を進めることが重要。地道な作業をコツコツと進められ、やりがいを感じる人には向いています。
技術を身につけたい人
足場工は、高所で次の作業をおこなう職人さんたちの土台をつくる職人としての技術が求められる仕事です。安全性にも配慮し、手に職をつけて将来に備えたいと考えている人には最適な環境です。
チームで協力できる人
ひとりではなく、仲間と連携して作業を進めるため、協調性があり人とのコミュニケーションを大事にできる人が活躍できます。
鳶工(足場工)の将来性とキャリアアップの道
鳶工(足場工)は、今後も安定したニーズが見込まれる職種のひとつです。また、現場経験を積むことで、より高収入や責任ある立場を目指すキャリアパスも多彩に用意されています。ここでは将来性と、どのように成長していけるかについてご紹介します。
建設需要が安定している
インフラ整備や都市開発、老朽建築の改修など、建設業界は今後も需要が続くと予想されています。足場工の需要も安定しています。
若手の活躍が求められている
ベテラン職人の高齢化が進む中で、若い人材の確保が急務とされています。未経験でもやる気があれば歓迎されやすい環境です。
独立して職長・親方に
経験を積んでいけば、自分のチームをまとめる職長や、独立して親方として活躍する道も開けます。そうなれば、もちろん収入も大幅にアップ!
他業種への転職にも有利
足場工で培った体力・チームワーク・安全意識などのスキルは、他の現場職や施工管理職へのキャリアにも活かせます。建築・建設系の現場で長く活躍していきたい人には経験しておきたい職種のひとつです。
鳶工(足場工)に関連する資格とは?
鳶工(足場工)の仕事は、資格がなくても始めることができますが、より高い技術力と信頼を得るためには資格取得が大きな武器になります。将来的なキャリアアップや独立を見据えるなら、早めに資格取得を目指すのがおすすめです。ここでは代表的な関連資格をご紹介します。
玉掛け技能講習
資材の運搬時にクレーンを安全に使うための国家資格です。学科講習・実技講習があり、現場の即戦力として活かせる知識が得られます。18歳以上であれば取得可能で、日数は3日間、費用はおよそ2~4万円で取得できます。
フルハーネス型安全帯特別教育
高所作業の際に着用する安全帯の使用について学ぶ必須講習です。新人でも早い段階で取得できます。18歳以上であれば取得可能で、日数は1日間、費用は申込む機関やコースで変わるため、事前に確認しましょう。
とび技能士(1級・2級)
職人としての技能を証明する国家資格です。それぞれ学科試験・実技試験があり、2級なら2年以上の実務経験または3級合格者、1級なら7年以上の実務経験(2級合格者は2年、3級合格者は4年)が受験資格となります。試験に合格すれば信頼性や収入面でもプラスになるため、長く足場鳶として働く場合には取得しておきたい資格です。
足場の組立て等作業主任者
足場工事のリーダー的役割を果たすために必要な国家資格です。満20歳以上で、実務経験3年以上が受験条件となります(学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校又は中等教育学校において土木、建築または造船に関する学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上足場の組立て、解体または変更に関する作業経験者も受験可)。
職長・安全衛生責任者教育
現場での安全管理を担う立場になるために必要な教育です。キャリアアップを目指すならぜひ取得したい資格です。