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サッシ屋とは?仕事内容・給与相場・未経験からの始め方を徹底解説
「サッシ屋って何をする仕事?」「未経験でも入れるの?」と気になっている方へ。サッシ屋は窓やドアなどの建具を取り付ける専門職で、新築からリフォームまで幅広い現場で活躍できます。この記事では仕事の具体的な内容・1日の流れ・給与の目安・必要な資格・未経験からのステップアップ方法まで、現場目線でわかりやすく解説します。
サッシ屋とはどんな仕事?基本の仕事内容をわかりやすく解説
サッシ屋とは、主に「アルミサッシ(窓枠・窓ガラス一体の建具)」「玄関ドア」「引き戸」「シャッター」「カーテンウォール」など、建物の開口部に取り付ける建具全般を専門に施工する職種です。正式には「建具工(サッシ工)」と呼ばれ、建設業の許可業種では「建具工事業」に分類されます。 具体的な作業内容は大きく3つに分かれます。①「取付工事」:躯体(コンクリートや木軸)に合わせてサッシを正確に固定する作業。②「調整・シーリング」:取り付けたサッシの建て付け(開閉精度)を調整し、隙間に防水シーリングを打つ作業。③「撤去・交換」:リフォーム現場で既存サッシを外し、新しいものに交換する作業。 現場の種類は「新築マンション」「新築戸建て」「大規模修繕(マンション窓交換)」「商業施設・オフィスビル」「公共施設」と多岐にわたります。新築マンションでは数十戸〜数百戸のサッシを一気に取り付けるため、チームで分担しながら効率よく進めるのが特徴です。一方リフォーム現場は1〜2名で丁寧に対応するケースが多く、入居者とのコミュニケーションも生まれます。
サッシとは何か?種類と素材の基礎知識
「サッシ」とは窓や扉の枠部分を指す言葉で、素材別に「アルミサッシ」「樹脂サッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」の3種類が主流です。近年は断熱性能への需要が高まり、樹脂・複合サッシの施工が増加傾向にあります。また高層ビルの外壁一面がガラスになった「カーテンウォール」の施工は難易度が高く、熟練職人の腕の見せ所です。素材や工法の知識は現場で少しずつ身についていくので、最初から全部覚える必要はありません。
1日の仕事の流れ(新築マンション現場の例)
一般的な1日の流れは以下のとおりです。7:00 現場集合・朝礼→7:30 前日の続きの取付作業開始→12:00 昼休み(現場内か近くの飯屋)→13:00 午後の取付・シーリング作業→17:00 片付け・清掃→17:30 終了。残業は現場の進捗次第ですが、多くの現場では定時上がりを基本としています。体力的には荷物を運ぶ・高いところに固定するといった動作が多く、体を動かすのが好きな人には向いています。
サッシ屋の給与・日当の目安|未経験から一人前になるまでの収入推移
気になる収入の目安をまとめました(以下はあくまで目安です)。 ■未経験・見習い(入社〜半年程度):日当8,000〜12,000円前後、月収20〜25万円程度。 ■経験1〜3年(一人で基本作業をこなせるレベル):日当13,000〜18,000円前後、月収25〜35万円程度。 ■経験5年以上・一人親方:日当18,000〜25,000円以上も可能で、年収450〜600万円台の職人も珍しくありません。 地域差も大きく、首都圏・大阪・名古屋などの都市部では単価が高め、地方では若干低くなる傾向があります。また新築ラッシュが続くエリアや、大規模マンション修繕案件が多いエリアは仕事量が安定しやすいです。 日払い・週払いに対応している会社も多く、「今すぐ手元にお金が欲しい」という方にも入りやすい職種です。残業代・交通費・資材手当などが別途支給されるケースもあるので、求人票の「諸手当」欄はしっかり確認しましょう。
一人親方として独立した場合の収入イメージ
経験を積んで一人親方として独立すると、元請けや施工会社から直接仕事を受注できるようになります。1件あたりの単価は規模によって異なりますが、マンション1棟の窓交換案件を複数人のチームで受注すれば、月収50〜70万円台を目指せる職人もいます。ただし一人親方は社会保険・税金・道具代を自己負担するため、手取りベースで考えることが重要です。まずは会社勤めで技術と人脈をしっかり築くのが王道ルートです。
給与アップを狙うならスキルと資格がカギ
給与を上げるには「施工の速さと精度」「後輩への指導力」「資格の取得」の3点が効いてきます。特に2級建築施工管理技士(仕上げ)を取得すると、現場での評価が上がりやすく、資格手当がつく会社も多いです(月5,000〜20,000円の手当が相場目安)。資格の勉強は実務経験2年程度から受験できるものもあるので、入社後に計画的に目指すと収入が伸びやすくなります。
未経験からサッシ屋になる方法|必要なものと最初の3ヶ月でやること
結論から言うと、サッシ屋は未経験・学歴不問で採用している会社が多く、建設業の中でも入りやすい職種のひとつです。最初から職人技は求められません。先輩の動きを見ながら「材料の運搬・資材の仕分け・養生(養生テープ・シート貼り)」から覚えていくのが一般的な流れです。 入社前に準備しておくと良いもの:①安全靴(会社支給の場合もあり)、②軍手・ニトリル手袋、③メジャー(5.5m以上推奨)、④カッターナイフ。工具類は入社後に会社から借りられることが多いので、最初は安全靴だけ自前で用意すれば十分なケースもあります。 最初の1〜3ヶ月のステップは以下のとおりです。 ・1ヶ月目:現場のルール把握、資材の種類と名称を覚える、先輩の補助。 ・2ヶ月目:墨出し(位置決め)の補助、サッシの仮置き作業を担当。 ・3ヶ月目:シーリング打ち・アンカー打ちなど単独作業を少しずつ任される。 飲み込みの早い人なら半年で「見習いを卒業した」と評価されることも。コツコツ型の人でも1年あれば基本作業は一通りできるようになる職種です。
体力・適性について正直に伝えます
サッシは意外と重く、アルミサッシ1枚で10〜30kg程度、大型の場合は50kg超えることもあります。持ち上げる・運ぶ動作が多いため、体力は確かに必要です。ただし「筋肉ムキムキじゃないと無理」ということはなく、正しい持ち方・運搬のコツを覚えることで体への負担は大きく減ります。高所作業は足場の上での作業が発生しますが、最初はベテランと一緒に行動するので、高所が苦手な方も少しずつ慣れていけます。
転職・キャリアチェンジに向く人の特徴
「細かい作業が好き」「ものづくりに達成感を感じる」「体を動かしながら手に職をつけたい」という方に向いています。元・配送ドライバー、元・製造業、元・飲食など、異業種からの転職組も多い職種です。人と競争するより自分のペースで技術を磨きたいタイプに特に合っています。逆に「じっとデスクに座るのが苦手」「体を動かして稼ぎたい」という方にはまさにピッタリの選択肢です。
サッシ屋に関係する資格|取得のタイミングとメリット
サッシ屋として働くうえで「入社時に必須の資格」は基本的にありません。ただし、キャリアアップと収入アップのために取得しておきたい資格はいくつかあります。 ■まず押さえたい国家資格 ・2級建築施工管理技士(仕上げ):実務経験3年(学歴による)から受験可能。取得すると現場の主任技術者になれ、会社への貢献度も上がります。 ・建築大工技能士2級:技術の証明になる技能検定。 ■現場で役立つ安全衛生系の講習 ・「足場の組立て等作業主任者技能講習」:足場を扱う現場で必須。2日間の講習で取得可能(受講料目安:15,000〜20,000円前後)。 ・「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」:高所作業時に義務づけられている。半日〜1日の講習で取得可能(受講料目安:5,000〜10,000円前後)。 ・「低騒音型建設機械の運転特別教育」や「玉掛け技能講習」なども取得しておくと現場対応の幅が広がります。 会社によっては資格取得費用を全額負担してくれるところもあるので、求人選びの際に「資格支援制度の有無」も確認するといいでしょう。
「建具工事業」の許可と職人の関係
建具工事業は建設業許可の一種で、500万円以上の工事を受注するには会社が許可を取得している必要があります。職人個人が取得するものではありませんが、施工管理技士などの資格保有者は「専任技術者」として会社の許可取得に貢献できるため、会社から重宝される存在になります。将来的に独立・起業を考えている方は、この点も意識して資格取得を計画すると良いでしょう。
普通自動車免許があると現場で重宝される理由
多くのサッシ屋では、現場への移動や資材の搬送に社用車(ハイエースや2トン車など)を使います。普通自動車免許(MT・AT問わず)があると、それだけで採用担当者の評価が上がることがあります。さらに中型免許・準中型免許があれば2〜4トン車を運転でき、資材搬送の担当を任せてもらえるようになり、仕事の幅と信頼が広がります。
サッシ屋の求人を選ぶときに確認すべきポイント
「とにかく給料が高い求人」よりも、「長く稼げる環境かどうか」で選ぶのが後悔のない転職のコツです。以下のポイントを求人票・面接でチェックしてみてください。 ①日払い・週払い対応の有無:初月の生活費が心配な場合、日払い対応の会社を選ぶと安心です。 ②資材・工具の支給状況:初期投資が少ないほど入りやすく、消耗品の自己負担が少ない会社は待遇が良い証拠です。 ③残業・休日の実態:週休2日(土日休み)か、週6日稼働か。稼ぎたいなら週6稼働の方が月収は上がりますが、体力との相談も必要です。 ④教育・育成体制:「先輩が丁寧に教えてくれる環境」かどうかを口コミや面接の雰囲気から読み取りましょう。「見て覚えろ」スタイルだと未経験者には辛い場合があります。 ⑤社会保険・雇用保険の加入状況:「日雇い扱い」の会社は保険なしのことがあるので必ず確認。正社員・正規雇用の形態で入るのがベストです。 求人票に「未経験歓迎」「日払いOK」「社保完備」が揃っている案件は、現場仕事に初めて挑戦する方にとって安心して応募できるサインです。
面接で聞いておきたい3つの質問
①「最初の数ヶ月はどんな作業を担当しますか?」→研修体制や先輩との仕事の進め方が確認できます。②「道具・安全靴は支給されますか?自己負担はどのくらいありますか?」→初期費用の目安がわかります。③「現場の移動は自社車ですか、自家用車ですか?交通費はどう支給されますか?」→地方では自家用車移動が必要なケースも多く、ガソリン代・高速代の扱いを確認しておくと安心です。
求人票の「日当」と「月収」の読み方
求人に「日当15,000円」と書いてあっても、稼働日数によって月収は大きく変わります。月22日稼働なら15,000×22=330,000円が目安ですが、雨天中止・現場待機の日は日当が出ない会社もあります。「雨天時の保証はあるか」「月の最低保証日数はあるか」を確認しておくと、毎月の収入が安定するかどうか判断しやすくなります。固定月給制の会社なら収入の安定感が高く、長期で働きやすいでしょう。
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